田舎の不動産の処分
ご相談の中には、
『土地や建物を処分して、老人ホームや介護施設に入るための資金にしたい。』
こういったご相談をいただきます。
こういったご相談は、信用の置ける宅建業者や、ケアワーカーさんや場合によっては
役所や民生委員といった方々と連携して取り組みます。
なるべく相談者の負担を軽減する事を念頭に置いて。
ただ、気をつけていただきたいというか、困ってしまうのは
いざ売却、となった時に、高い価格設定です。
今は本当に便利な時代ですので、ナントカ信託なんかが
不動産の査定をしてくれるんですよ。
でもね、田舎の不動産て相場もなにもないんですよ。
近場の不動産が売れたのは10年前なんてザラ、
ましてやそんな10年前の取引を元にして『相場』と言われても無理があるわけです。
さらには、その査定金額になんと本人の期待値が加算されるわけです。
もうそうなると、『相場(?)の2倍の価格で売りたい』、
そういう話になってくるわけです。
そこで、キレイごとを言っていても始まらないので私たちはハッキリ現状をお伝えするのですが
なかなかどうして。ご理解いただけない方もいらっしゃいます。
ただ、この売りたいのに売れない時間を過ごすというのは本当にもったいないというか
無駄な時間ですので、くれぐれも、優先順位は何なのか?をよくよく考えていただくのが宜しいかと存じます。
割安感があれば話の持って行先は意外とあるものなので。
2016年07月7日